ストレスコントロール力とは?身につけ方を大公開

ストレスと上手く付き合えない…

イライラ・クヨクヨすることが多い

疲れやすく辛さも感じやすい…

このようにストレスをコントロールできず、日常生活に支障をきたすことはありませんか?

ストレスコントロールについて指導している私も、以前は同じように悩んでいました。しかし、ストレスコントロール力を身につけたことで長年苦しんだ”うつ”まで克服し、ストレスに悩まされることが激減しました。

この記事では、ストレスコントロール力を高めるための考え方や正しい理解の仕方を解説していきます。

ストレスを上手くコントロールできるようになると健康かつ幸福度も高まるので、ぜひ身につけて頂けて頂けると嬉しいです。

ストレスコントロール力とは?

この記事ではストレスコントロール力を以下のように定義します。

ストレスレベルをコントロールする力。
またはそのスキル。

ストレスコントロール力が高いと、健康かつ平穏な心を維持しやすくなるで幸福度高く毎日を送れるようになります。スキルでもあるので、誰にでも身につけることができます。

それではストレスコントロール力について、順を追って解説していきます。

ストレスコントロール力を身につけたい理由

それはずばり自分らしく自然体でいられるからです。

もしストレスを上手くコントロールできない状況が続いてしまうと、以下のように体やメンタルに支障が出て、生活のあらゆる面で問題が生じてしまいます。

・心身の不調
・判断力の低下
・忍耐力の低下

このような症状が起きると現実レベルの問題に発展したり、コミュニケーションの問題も生じやすくなります。穏やかな気持ちで毎日を送るためにもストレスコントロール力は身につけておきたいものです

ストレスコントロールに対する勘違い

皆さんはストレスに直面したとき、どのように対処していますか?

・気晴らしでストレスを発散
・我慢する
・時間が経つのを待つ

このように対処していませんか?

これらの方法も無駄ではありませんが、ストレスに「耐える、見ないふりをする」という一時的な対処なので、本質的なストレスコントロールにはつながりません。

また対処療法的な方法を続けていると、問題が解決しないどころかストレスは加速度的に溜まり、苦しくなってしまいます。

大切なのはストレスの根本原因に対処する意識を持つこと。その姿勢がなければ、本質的なストレスコントロール力を高めることは難しくなります。

ストレスコントロール力を高めるメリット

ストレスコントロール力を高めるメリットは以下のとおりです。

・疲れにくくなる
・悩みにくくなる
・仕事や家事のパフォーマンスが高まる
・健康的になる
・若々しさを保てる
・直観力、判断力が高まる
・穏やかな心で過ごせる
・人生の幸福度が高まる

これらはほんの一例ですが、人生を豊かにしてくれるのがストレスコントロール力を高めるメリットです。

ストレスをコントロールするための3ステップ

次にストレスをコントロールするための3ステップをご紹介します。

1.ストレスに気づく
2.ストレスの種類を見分ける
3.ストレスに対処する

この3ステップを習慣に取り入れれば、ストレスコントロール力は自然と高まっていきます。

①ストレスに早めに気づく

私たちは忙しい日常の中でついつい気を張ったり、本音を押し殺してしまいがちです。

その状態が続くと次第に心の感度は下がり、ストレスに気づきにくい体質になってしまいます。

そうなると『ストレスに気づけない』→『無理してしまう』という苦しさループにはまります。

そうならない為にも、早めにストレスに気づくことが初めのストレスコントロール力UPの秘訣です。

ストレスに気づきやすくなるために以下の3つのサインに注目しましょう。

サイン①「心」

心に現れるストレスサインは、不安定と無感情です。

・不安や緊張が高まる
・怒りっぽくなる
・気分の落ち込みから、やる気がなくなる
・人付き合いが億劫になる
・日常に楽しみを感じられなくなる
・勝手に涙がこぼれる

このような感覚を通して心がストレスでいっぱいいっぱいになっていることを知らせてくれます。

サイン②「身体」

身体に現れるストレスサインは、症状です。

身体の症状(特に慢性症状)の背景には、たいてい「抑圧された感情(ストレス)」が潜んでおり、症状という分かりやすい形でストレスを知らせてくれます。

肩のトラブル(物事を背負っている)
 何か重荷を背負っていませんか?
目のトラブル(見たくないものがある)
 今見れなくなっているものは何?
腰のトラブル(変化を恐れている)
 望む自分スタイルがあるとしたら何?
耳のトラブル(聞きたくないものがある)
 耳を塞いでしまっているメッセージは?
胃のトラブル(消化できない感情がある)
 受け入れてない感情はどんな感情?

私たちの思考はごまかせますが、身体はごまかせません。身体に現れる心の声にも耳を傾けていけるといいですね。

※症状は悪者にされがちですが、とても大切な潜在意識の情報を伝えてくれています。その潜在意識の声に耳を傾けることで、症状が和らぐこともあります。

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心と状態が身体に現れる理由の詳細は、身体に現れるストレスは心からのSOS?をご覧ください。

サイン③「状況」

状況に現れるストレスサインは、問題や停滞感です。

・仕事に行きたくない
・毎日がつまらない
・病気になる
・人との衝突が増える
・我慢しなければいけない状況が増える
・仕事での失敗やミスが増える
・困難ばかり引き寄せる
・仕事を失う
・自分のことが分からなくなる
・人生が低空飛行 など

これら状況においても潜在意識からのサインが出ています。

以上、ストレスが溜まると現れる心・身体・状況のストレスサインについて解説しました。

ストレスに早く気づくためにも、日ごろから心や身体・状況に意識を配ってみてください。

②ストレスの種類を見分ける

ストレスの存在に気づいた後は、ストレスの種類を見分けていきましょう。

見分けていくことで、適切にストレス対処できるようになります。

分類は以下の3つに分かれます。

1.コントロールできるストレス
2.コントロールできないストレス
3.状況によりコントロールできるストレス

1.コントロールできるストレス

 コントロールできるストレスとは、基本的に自分の内側の問題が多いです。

・自分の感情
・自分の意識
・自分の環境 など

コントロールできるストレスへの対処は積極的に変えていくことです。

おすすめのストレスコントロール術は、後ほど紹介します。

2.コントロールできないストレス

コントロールできないストレスとは、自分の外側の問題であることが多いです。

・他人が絡むこと
・環境の問題
・天候の問題 など

コントロールできないストレスへの対処はストレスを受け入れていくことです。

コントロールできないストレスをコントロールしようとすると、『更なるストレス』が生まれます。

ついつい「辛い気持ちから逃れたい」「受け入れ難い」などとコントロール欲求を抱きがちですが、コントロールできないストレスにエネルギーを注ぐのはやめることが賢明です。

3.状況によりコントロールできるストレス

全てのストレスを『1.コントロールできるストレス』と『2.コントロールできないストレス』の二つに当てはめると対処を間違えてしまいます。

なぜなら今はコントロールできなくても状況によってコントロールできるようになるストレスがあるからです。

例えば、「〇〇さんの協力があれば今の状況を変えられる」とか「このスキルを磨けば、コントロールできるようになる」など。

この場合大切なのは、「保留」という選択をすることです。決して、『2.コントロールできないストレス』と決めつけないこと。

タイミングを見測ったり、スキルを磨いたり、今やるべきことを見定めることが大切になります。

ポイント

ストレスの種類を見極めて、「変える・受け入れる・保留」の選択を適切におこなうことが、ストレスコントロール力向上には欠かせません。

③ストレスに対処する

手軽なストレスコントロール術5選

まずは手軽かつ基本的な5つのストレスコントロール術を紹介します。

1.睡眠
 睡眠はストレスコントロールをする上で絶対欠かせないものです。睡眠不足の状態で他の方法をいくら使っても意味がありません。1日の睡眠時間は7~8時間を目安に取っていきましょう。

2.食事
 食べるものは身体だけではなく、私たちの心も作っています。特に砂糖の摂り過ぎには注意しましょう。東洋医学の考え方では、砂糖を取りすぎると恐れや恐怖を感じやすいとなっています。

3.運動
 おすすめは朝のウォーキングです。朝歩くことで一日を通して心と身体のパフォーマンスが高まるのでオススメ。3年以上前から習慣化していますが、行なわなかった日はやはり身体と心のダルさを感じてしまいます。僕は1日12~20分歩いています。12分歩く根拠は、ウォーキングの効果を体感できた最低時間だったからです。これは個人差があると思うので、自分なりの時間を見つけてみてください。

4.感情を紙に書き出す
 『感情は、いつも思考とセット』という原則があります。頭から離れない感情は、思考にべったりくっついているイメージです。そこで感情を紙に書き出すことで思考と感情を引き離すことが出来、ストレスも軽くなります。ストレスが軽くなれば、悩み解決能力もUPするのでオススメです。

5.読書
 ストレスを感じている時は、視野が狭くなるものです。それによってストレス状態から抜け出せなくなります。視野を広げる、自分とは違う視点を取り入れることで心の柔軟性を取り戻しやすくなります。

本格的なストレスコントロール術3選

上でお伝えしたストレスコントロール術は、手軽に取り組める反面、慢性的に悩まされているストレス対策としては十分とは言えません。

ここでは、じっくり取り組みたい本格的なストレスコントロール術3選を解説します。

1.自己対話の習慣を作る
忙しい日々の中では意識的に心と向き合うことは少ないと思います。

先ほどお伝えした『感情を紙に書き出す』『読書』を活用しながら、心と向き合う習慣を持つことをオススメします。

2.心の仕組みを知る
ストレスコントロール力を身につける為には心の知識を身につけることです。

知識がない状態で、深く心の状態を把握するのはやはり難しいです。

3.自分を知ること
心の仕組みとは別に、あなた自身の心の特性についても理解していくことで、ストレスと格段につきあいやすくなります。

特に自分の『価値観』を明確にしていくことはオススメです。

なぜなら自分にとって大切なモノが脅かされた時に、最もストレスが大きくなるからです。

逆にいうと価値観を大切に生きることができれば、少ないストレスで毎日を送れるようになります。

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「ストレスコントロール力」のまとめ

以上、ストレスコントロール力について解説してきました。

ストレスコントロール力は、健康や人生の幸福度に直結するものです。人生の質を高めるためにもストレスコントロール力を意識してみてください。

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穏やかな心を取り戻す
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「こころセラピー福」は、薬での一時的な対処ではなく、根本的な原因を探りながら心の不調改善と悩みの根本解決を目指し、自分らしさを取り戻すカウンセリングをおこなっています。

カウンセラー紹介

カウンセラー

ふくだ まさる

20代の頃、過労が原因でうつ病と診断され転職を繰り返す。8年間、心療内科、心理カウンセリングなどさまざまな方法を試すも改善には至らず。そんな中、潜在意識レベルで自分を知る「心理セラピー」との出会いがきっかけで長年の生きづらさを克服。心の本質をとらえたセラピーに感銘を受け、心理の勉強を始め、現在は、潜在意識カウンセラーとして自分らしい生き方をしたい人の心のサポートをおこなっている。